HSPは飽き性?仕事を飽きる理由7つと向いてる仕事を解説【体験談あり】

「また仕事に飽きてしまった…」
「なんで私はすぐに仕事を辞めたくなるんだろう」

そんなふうに悩んでいませんか?

私自身もHSPで、7年間で4回の転職を経験してきました。

どの仕事も「最初はやる気があった」のに、いつの間にか気持ちが続かず、「また辞めたい」の繰り返しでした。

正直、何度も「自分はダメな人間なんじゃないか」と思いました。

でもあるとき、HSPという性質を知って、考え方が少しずつ変わりました。

この記事では、HSPの人が仕事を飽きやすい理由をわかりやすく解説しながら、飽き性を活かすための働き方のヒントをお伝えしていきます。

「また仕事が続かないかも」
「飽き性な自分を変えなきゃ」

    と悩んでいる方に、この記事が役立ちましたら嬉しいです。

    本記事の著者

    本記事の信頼性(内向型)
    目次

    HSPが飽きやすいのはなぜ?HSPの気質を簡単に解説

    HSPが飽きやすいのはなぜ?HSPの気質を簡単に解説

    HSPの人が仕事を「飽きやすい」と感じるのは、気質が関係しています。

    HSPとは「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の略で、音・光・人の感情など、周囲の刺激に敏感な気質を持った人のことを指します。

    実はこのHSPの人たちの脳では、

    「扁桃体」という「感情の情報処理に関わるエリア」が活発に働いていることが分かっています。

    つまり、普通の人が1つの出来事をサラッと受け流せるところを、HSPの人は深く・丁寧に・繊細に処理してしまうんです。

    その結果、

    ・日常的な仕事のやり取りでも疲れやすい
    ・他人のちょっとした言動に心が揺れやすい
    ・長く同じ環境にいると、「疲れた」と感じてしまう

    こういった状態が続き、仕事に疲れやすく感じてしまいます。

    その結果、仕事へのモチベーションが低下し、「飽き性」と感じさせる要因になります。

    つまり、HSPが仕事を「飽きる」「続かない」と感じるのは、HSPの気質としてごく自然なことなのです。

    HSPが仕事を飽きる理由7つ

    HSPが仕事を飽きる理由7つ

    HSPの人が仕事を「飽きやすい」と感じる理由があります。

    ここでは、7つの理由を紹介します。

    刺激に敏感で疲れやすく、継続が難しい

    HSPは疲れやすいため、仕事が続けづらく「飽きた」と感じやすくなります。

    ・音や光
    ・人の感情
    ・忙しさ

    などの日常の刺激を受けやすいため、他の人よりも早くエネルギーを消耗します。

    HSP

    「この仕事、なんかもう無理かも」

    と感じてしまいやすいです。

    「飽きた」は気持ちの問題ではなく、心と体が限界を迎えているサインかもしれません。

    完璧主義で小さな失敗も気になる

    ミスを引きずりやすく、「仕事が合ってない」と感じやすくなります。

    HSPは真面目で責任感が強い人が多く、ミスを必要以上に気にしてしまいます。

    自信をなくし、

    HSP

    「ミスが多いし、この仕事向いてないかも」

    と思ってしまうことも。

    失敗に対する感受性の強さが、仕事のモチベーション低下につながっている可能性があります。

    変化や成長のない仕事に退屈を感じる

    同じことの繰り返しだと、やる気が続きにくいです。

    HSPは思考が深いため、単純作業では「この仕事に意味があるのかな?」と感じやすくなります。

    ずっと同じ手順の作業だけが続くと、

    HSP

    「自分でなくてもできるのでは」

    と感じてしまいます。

    変化や工夫ができる環境のほうが、HSPには向いています。

    他人に気を使いすぎて心が消耗する

    人間関係に疲れて、仕事への意欲も失いやすくなります。

    HSPは人の表情や言葉に敏感なため、気を使いすぎて心がすり減ります。

    HSP

    「ここにいるのがつらい」

    と感じて、仕事自体が嫌になることも。

    仕事に飽きたというより、人に疲れて離れたくなっている可能性があります。

    成果を急ぎすぎて結果が出ないとやめたくなる

    HSPは、まじめで一生懸命な人が多いです。

    だからこそ「結果を出さなきゃ」と焦って、自分にプレッシャーをかけてしまいがちです。

    でも本来、HSPはコツコツ積み重ねるのが得意なタイプ。

    短期間で成果を出すような環境だと、自分の力をうまく発揮できず、

    HSP

    「向いてないかも」

    と感じてしまいます。

    自分のペースで成長できる環境の方が、HSPにとっては長く働きやすいはずです。

    興味の移り変わりが激しい

    HSPの中には、いろんなことに興味を持つタイプもいます。

    ただ、最初はワクワクして始めたのに、しばらくすると「なんか違うかも」と感じることも。

    これは決して悪いことではなく、HSPの「感受性の高さ」が関係しています。

    新しい環境に入ると、周りの空気や人間関係、ルールなど多くの刺激を敏感に感じ取るため、思った以上に疲れてしまいます。

    結果として、

    HSP

    「やっぱり向いてなかった」

    と感じてしまい、仕事が続かなくなってしまうんです。

    自分に合ってない仕事でも我慢してしまう

    HSPは空気を読んだり、周りに気を使ったりしてしまいます。

    だからこそ、「この仕事は合ってないかも」と感じても、

    HSP

    「辞めたら迷惑かな…」

    と我慢して続けてしまいがちです。

    でも、合わない仕事を無理に続けると、心がどんどんすり減っていきます。

    やりがいも感じられなくなり、「飽きた」と思ってしまうことも。

    我慢することが悪いわけではありませんが、「これ、本当に自分に合ってる?」と立ち止まって考えることも大切です。

    【実体験】7年で4回も転職…私って飽き性?

    【実体験】7年で4回も転職…私って飽き性?

    私もHSP気質を強く持っており、これまでの7年間でなんと4回も仕事を変えてきました。

    1. 大手メーカーの営業職
    2. 地元企業の営業企画職
    3. Web制作のフリーランス
    4. Web制作会社のWebマーケター(現在)
    のっぽ

    まさに飽き性そのものです。笑

    けれど今では、この経験があったからこそ、「HSPで飽きっぽい自分でも、自分らしく働く方法がある」と気づけました。

    何をやっても続かない…そんな自分が嫌だった

    のっぽ

    なんで私は、すぐに飽きてしまうんだろう…

    社会人になってから、ずっとこの悩みを抱えていました。

    新しい仕事にワクワクして入社しても、数ヶ月〜数年後には「なんか違う」「もう疲れた」と感じて、気づけば次の仕事を探している。

    そんな自分が、正直ずっと嫌いでした。

    でも、よく思い返すと――

    小学生の頃から、サッカー・バスケ・ハンドボールなどなどスポーツを転々とし、バイトやサークルも、すぐに「違うかも」と思ってはやめていました。

    この「熱しやすく冷めやすい傾向」は、実は昔からのもので、性格の問題というよりは気質の一部だったと思います。

    そしてその気質が、大人になって「仕事」という形で表面化しました。

    大切なのは、そんな自分を責めることではなく、「じゃあ、どうすれば自分らしく働けるのか?」と向き合うことだと、今では思っています。

    伝えたいのは、あなたは「変」じゃない

    「また仕事を辞めたい…自分ってやっぱりおかしいのかな?」

    そんなふうに感じている方へ、まず伝えたいことがあります。

    あなたは変じゃありません。

    HSPの人は、他人の感情、仕事のプレッシャーに対しても強く反応してしまいます。

    さらに、まじめで責任感が強い人が多いため、無理して周囲に合わせてしまいがちです。

    そんな中で働き続ければ、心が疲れて「続けたくない」と感じるのは当然の反応です。

    これは「飽きっぽい性格だから」ではなく、合っていない環境に身を置いていることが原因かもしれません。

    「もう続けられない」と思ったとしても、それはあなたが弱いのではなく、心が「合ってないよ」と教えてくれているサインなのです。

    その感覚を無視して無理をするよりも、一度立ち止まって、自分に合った働き方を見つける方がずっと前向きです。

    飽きっぽいHSPがうまく働くための3つの考え方

    飽きっぽいHSPがうまく働くための3つの考え方

    HSPで飽きっぽいと、

    HSP

    「仕事が続かないのは性格のせい?」

    と不安になることもあると思います。

    でも実は、少し考え方を変えるだけで、ぐっと働きやすくなることもあるんです。

    ここでは、私自身も取り入れて効果があった「3つの考え方」を紹介します。

    「刺激」をコントロールする

    HSPにとって、音・光・人間関係などの「刺激」は、すぐに心を疲れさせてしまいます。

    この刺激がたまりすぎると、「もう限界」「飽きた」と感じやすくなります。

    だからまず意識したいのが、自分にとっての「刺激の適量」を見つけて調整することです。

    たとえば、以下のような工夫があります。

    • オフィスよりも在宅やリモートワークを選ぶ
    • 会話が多すぎない仕事を選ぶ(例:一人作業が多い業務)
    • ノイズキャンセリングイヤホンや間接照明で自分の空間を整える

    刺激を「減らす」だけで、気持ちに余裕が生まれやすくなります。

    「変化」を前提にキャリアを考える(転職や複業もOK)

    HSPは、「ずっと同じことを続ける」のが苦手な人も多いです。

    だからこそ、「一つの仕事を何十年も続けるべき」という考えに縛られすぎないことも大切です。

    • 定期的に仕事内容を変えてもいい
    • 複業や副業を取り入れて、複数の仕事を並行してもいい
    • 少しずつキャリアを組み替えるのもOK

    たとえば私は、最初は営業、次に企画職、そこからWeb制作を経て、今はWebマーケターとして働いています。

    のっぽ

    「変わっていく前提」のキャリアでも意外となんとかなります。

    「自分に合う環境を探す」のがおすすめ

    HSPは空気を読んで頑張ってしまう人が多く、「ここに合わせなきゃ」と自分をすり減らしてしまいがちです。

    でも大切なのは、頑張って適応するより「自分に合う環境を探す」ことです。

    たとえば、

    • 自分にとって心地よいコミュニケーションの量
    • 周囲との距離感や働くペース
    • 上司や同僚との関係性、会社の価値観 

    など、「自然体で働けそう」と感じられる環境に出会えたとき、不思議と飽きやすさも軽くなることがあります。

    我慢して適応しようとするのではなく、「落ち着いて働ける場所」を選ぶ意識を持つことが、HSPにとってはとても大切です。

    飽き性のHSPに向いていた仕事|体験からわかったこと

    飽き性のHSPに向いていた仕事|体験からわかったこと
    のっぽ

    「何をやっても続かない…」

    と感じていた私でも、今はWebマーケターとして仕事を続けられています。

    その理由は、「仕事の種類」や「働き方の自由度」にあったと感じています。

    ここでは、実際に私が経験して「HSPで飽きっぽい自分にも向いていた」と思えた仕事や、その理由をお伝えします。

    ブログ/SNSなど、自分でペースを作れる仕事

    HSPで飽き性の私にとって、一番ありがたかったのは「自分のペースで進められること」です。

    ブログやSNSの運用は、基本的に自分一人で完結できます。

    誰かに急かされることもなく、調子がいいときは一気に進め、疲れた日は無理せず休める。

    その自由さが、HSPの私にはとても合っていました。

    また、好きなテーマを選んで発信できるため、興味関心に合わせて内容を変えることもできます。

    「今日はこの話題」など、小さな変化を自分でつけられるのも飽きにくさにつながりました。

    長く続けられる理由 → 変化・裁量・刺激のバランス

    HSPは刺激に敏感ですが、「まったく刺激がない」と逆に退屈を感じてしまうこともあります。

    私がブログやSNSを続けられたのは、以下のような「ちょうどいいバランス」があったからです。

    • 毎回違うテーマで記事を書く →「変化」がある
    • 自分でスケジュールや働く環境を決められる →「裁量」がある
    • ユーザーの反応が見える → 適度な「刺激」がある

    この「変化・裁量・刺激」がうまく噛み合ったとき、「飽きっぽい私でも楽しく続けられるんだ」と感じました。

    「仕事を選ぶ軸」が変わった

    昔の私は、「安定している会社」や「待遇が良さそうな仕事」を軸に選んでいました。

    のっぽ

    俗に言う「大企業病」でした。

    でもその結果、気疲れやモヤモヤが続き、どれも長続きしませんでした。

    それが、最近は

    • 一人の時間が多い
    • 静かな場所でもできる
    • 好きなテーマを扱える

    といった、「自分にとって快適かどうか」を軸にするようになりました。

    合わない環境に合わせようと頑張るより、「自分が心地よいと感じる働き方」を選ぶことが、HSPにとっては何より大切だと実感しています。

    未経験でもOK?スキル習得と副業スタートのすすめ

    未経験でもOK?スキル習得と副業スタートのすすめ

    今すぐ辞めなくていい。副業から始めよう

    いきなり会社を辞めて「新しい仕事に飛び込む!」というのは、正直かなりハードルが高いですよね。

    HSPの方ならなおさら、

    HSP

    「本当にうまくいくのかな」
    「失敗したらどうしよう」

    と不安が大きくなりがちです。

    だからこそ、本業を続けながら、副業として小さく始めるのが安心です。

    たとえばこんな流れで始めるのがおすすめです。

    • 平日の夜や週末に、少しだけブログやSNSを更新してみる
    • 興味のあるスキルをYouTubeや本で学んでみる
    • クラウドソーシングサイトで、簡単な案件を受けてみる

    副業は「練習の場」と考えると気がラクです。

    続けながら「これなら続けられそう」「合ってるかも」と感じられたら、本業とのバランスを見直していくというステップがいいと思います。

    HSPにおすすめな学び方(静かな環境/ひとり時間を活かす)

    HSPは、にぎやかな環境や、人との距離が近すぎる学習スタイルだと疲れてしまうことがあります。

    だからこそ、静かな場所で自分のペースで学べる方法を選ぶのがおすすめです。

    たとえば、こんな方法があります。

    • YouTubeやUdemyなどの動画講座を、自分のペースで視聴する
    • 書籍を使って、1人でコツコツ進める
    • 無料のブログサービスで実際に書いてみる
    • SNSをまず1つ投稿してみる

    人前で発表したり、すぐに結果を求められる環境よりも、「ひとり時間を味方にできる」学び方が、HSPにとっては続けやすいのです。

    自分に合ったスタイルでゆっくり積み重ねていけば、たとえ未経験からでもスキルはちゃんと身につきます。

    「やってみたい」「ちょっと気になる」から始めるのが、最初の一歩としては十分なんです。

    まとめ|HSP×飽き性は、副業で小さな一歩を始めてみよう

    まとめ|HSP×飽き性は、副業で小さな一歩を始めてみよう

    いかがでしたでしょうか?

    今回は、HSPで飽きっぽい人が仕事を続けやすくするための考え方や働き方の工夫について紹介しました。

    飽き性を直す必要はありません。

    それは「自分に合っていない環境」というサインであり、悪いことではないからです。

    「一つの仕事を続ける=正義」ではなく、今の自分に合った働き方を選んでいくことが、自分らしく働くための第一歩になります。

    もし今、少しでも「このままでいいのかな」と感じているなら、まずは小さな行動から始めてみてください。

    のっぽ

    自分にフィットする働き方が、見つかるきっかけになれば嬉しいです!

    今回は以上です。

    参考になったらシェアお願いします!
    • URLをコピーしました!

    この記事を書いた人

    「しずかに、はたらく。」を運営中|Web制作会社勤務|Webマーケター(Web広告・SNS運用)|リモートで働く|自他共に認める内向型・HSP気質|副業で妻と運用しているSNSは総フォロワー10万人|副業の最高月収は15万円

    目次