
「ちょっとしたことで傷つく」
「人混みに行くとぐったりする」
「友達の言葉が、ずっと頭から離れない」
「なんで自分はこんなに繊細なんだろう」と悩んでいる人は少なくありません。
実はこれ、「HSP」という生まれつき敏感な気質が関係しているかもしれません。
この記事では、HSPの人がよく感じる「あるある70選」を、12のカテゴリに分けてわかりやすく紹介しています。
仕事・学校・恋愛・SNS・休日など、さまざまなシーンで分けています。
さらに後半では、
・自分を責めずに受け入れる考え方
・実体験をもとにした「自分らしく生きる」ヒント
・HSPに向いている環境
についても詳しくお伝えします。
HSPは5人に1人いると言われています。
この記事で、「同じような人がたくさんいるんだ」と安心してください!
そのうえで、自分に合った生き方を見つけるヒントになれば嬉しいです。
本記事の著者


HSPとは?【DOESで紹介】


HSP(エイチエスピー)とは、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略で、
「人一倍繊細で、周囲の刺激や人の感情に敏感に反応する気質を持った人」
のことを指します。
生まれつきの気質であり、病気や性格ではありません。
アメリカの心理学者エレイン・N・アーロン博士が提唱し、人口の15〜20%にこの特性があるとされています。
HSPの特徴は、以下の「DOES(ダズ)」という4つのポイントで紹介されます。
D:Depth of Processing(処理の深さ)
→ 物事を深く考え込む傾向があります。
O:Overstimulation(過剰に刺激を受けやすい)
→ 音・光・におい・人混みなどに敏感です。
E:Emotional Responsiveness and Empathy(感情の反応が強く、共感しやすい)
→ 他人の感情に引っ張られやすく、自分のことのように感じてしまう傾向があります。
S:Sensitivity to Subtle Stimuli(些細な刺激に気づく)
→ 小さな変化や違和感にも敏感です。
HSPについての詳しい内容は、こちらの記事で紹介しています。


HSPの人間関係あるある


HSPの人間関係は、気をつかいすぎて疲れやすいのが特徴です。
ここでは、HSPの「人間関係あるある」を紹介していきます。
大人数が苦手
大人数の場にいると、気を使い過ぎてしまい疲れます。
たとえ話の輪に入っていても、「その場にいるだけで消耗する」感覚が強いのがHSPの特徴です。
- 話に疲れて黙ってしまう
- 相槌ばかりで楽しめない
- 解散後、1人になるとどっと疲れが押し寄せる



大人数の場所には行かないようにしてます。
嫌われるのが怖い
HSPの人は、人からどう思われるかを気にしてしまう傾向があります。
ちょっとした反応にも敏感に反応して、「もしかして嫌われたかも」と不安になってしまいます。
- 返事がそっけないだけで「嫌われた?」と考えてしまう
- 相手の機嫌が悪そうだと「自分のせいかも」と思ってしまう
- 自分の発言をあとから何度も思い返して落ち込む



人からの評価を気にしがちです。
なるべく1人でいたい
人と関わるのは嫌いじゃない。
だけど、ずっと一緒にいるとエネルギーを使いすぎて疲れてしまいます。
「1人で過ごす時間」がHSPにとっては欠かせないです。
- みんなでいるのに「早く1人になりたい」と思っている
- 誰かといた後は、何もせずぼーっとする時間が必要
- 旅行や外食も「1人の方が気楽で好き」



1人時間最高ですね。
誘いを断るのが苦手
本当は行きたくないけど、「断ったら悪いかな」と考えてしまって、ついOKしてしまう。
HSPが断れないのは、優しさの表れです。
- 行くつもりで「いいよ!」と返事してから後悔する
- 予定が近づくにつれてどんどん憂うつになる
- 誘いを断る練習をする



断るのが気まずすぎて苦手だったけど、練習したら断れるようになった!
いつも聞き役
「話しやすい」「相談しやすい」と言われがちなHSP。
自分の話をすることに抵抗感を感じていることも多いです。
- 聞き役になりすぎて、自分のことは話せなくなる
- 話したいけど「どう思われるかな」と気になってやめる
- 人の悩みを聞きすぎて、精神的に疲れることがある



物心ついた頃から、ずっと聞き役です。
HSPのコミュニケーションあるある


HSPの人は、コミュニケーションにとても神経を使います。
ここでは、HSPの「コミュニケーションあるある」を紹介していきます。
沈黙が嫌い
何も話していない時間が続くと、「気まずい空気だな」と不安になります。
相手の感情を敏感に察知してしまうHSPは、沈黙に居心地の悪さを感じがちです。
- 会話が止まると「何か話さなきゃ」と焦る
- エレベーターや車内の沈黙がとにかく気まずい
- 沈黙を避けたくて話題を準備しておく



トーク力はないくせに、沈黙は苦手なので自爆しがちです。
超人見知り
初対面の人に対して、「何を話せばいいのかわからない」と感じやすいのもHSPの特徴です。
打ち解けるまでに時間がかかるけれど、悪気があるわけじゃないんです。
- 自己紹介がある場はそれだけで緊張
- 話しかけられても、言葉がすぐに出てこない
- 表情や相づちだけで精一杯なこともある



人見知りすぎて、友達もなかなかできない。
仲良い人とはたくさん喋る
不思議なことに、信頼している相手とは話しすぎてしまうくらい話せるのがHSPあるある。
「人見知り=口数が少ない」ではなく、安心できるかどうかが重要です。
- 気を許した相手には普通に喋る
- 家族や恋人との会話は億劫ではない
- 仲良しな人との会話で元気が出る



1回仲良くなった人とは、ずっと仲良しです!
答えのない会話をしがち
HSPの人は、結論のない「哲学チックな会話」をするのが好きだったりします。
すぐに答えは出ないけど、一つのことを深く掘り下げて考える癖があります。
- 「こういうの、どう思う?」と聞いてしまう
- 話がふくらみすぎてまとまらない
- 答えのない会話が落ち着く



空想に浸っていることが多いです。
雑談が下手
天気の話や、流行りの話題で軽く盛り上がる、という会話が逆に苦手という人も多いです。
- 雑談中、頭の中で「次何話そう」と焦っている
- 話の深掘りしたくなる
- 無理して盛り上げようとして空回りする



雑談が苦手すぎて、顔が引きつったりします。笑
HSPの仕事あるある


HSPにとって、仕事は人間関係+刺激+責任+プレッシャーが重なる大変な場所。
「頑張りたいけど、疲れる」そんな働きづらさを感じている人も多いのではないでしょうか。
ここでは、HSPならではの「仕事あるある」をご紹介します。
頼まれると断れない
「これお願いできる?」「ちょっと手伝ってほしいんだけど」
そう言われた瞬間、本当は無理でも「はい」と言ってしまうのがHSPあるある。
- 忙しくても「断ったら嫌われるかも」と思って引き受ける
- 頼まれごとを優先しすぎて、自分の仕事が後回しに
- 結果、いつも一人でキャパオーバーになっている



NOが言えない人、多いと思います。
電話対応が苦手
電話はHSPにとっては負担が大きすぎます。
事前に準備もできないし、相手の声のトーンや言葉に過敏に反応して、気疲れしてしまいます。
- 着信があるだけで心臓がドキッとする
- 電話後、内容を何度も振り返って落ち込む
- 「メールで済ませたい」と本気で思ってる



電話が嫌いすぎて、営業時代は地獄の毎日でした。
満員電車がつらい
仕事そのものより、通勤のストレスで一日が終わってしまいそうになるのがHSP。
特に、朝の満員電車は、エネルギーが激しく消耗します。
- 通勤ラッシュで既にHPゼロ
- 人と距離が近いのが苦痛
- できることなら家から一歩も出たくない



リモートになってから満員電車が減って生きやすいです。笑
出世に興味がない
「出世したい」「リーダーになりたい」という気持ちより、穏やかに働けることの方が大事。
HSPにとって、評価や上下関係のプレッシャーは精神的な負担になりがちです。
- 人をまとめるより、自分のペースで働きたい
- 出世より「静かに自分らしく」が理想
- 野心的な人を見ると引いてしまう



心の平穏が最優先!
パワハラの標的にされやすい
HSPの人は、言い返せないし、我慢しがち。
そのため、強く出る上司や先輩から「ターゲット」にされやすい傾向があります。
- つい我慢してしまう
- というより、気が弱くて自分の意見を言い返せない
- 全部自分が悪いかもと本気で思ってしまう



3年の営業職の期間で、2人からパワハラの標的になってました。笑
HSPの学校あるある


HSPの人は、子どもの頃から周りとちょっと違う感覚を抱えていることが多いです。
ここでは、HSPが学生時代によく感じがちな「学校あるある」を紹介します。
いわゆる「陰キャラ」が多い
派手に盛り上がるタイプではなく、静かで控えめな存在になりがち。
テンション高めのノリについていけないことも多かったりします。
- グループでワイワイするのが苦手
- 話しかけたいけど、タイミングがわからない
- 「もっと明るくしなよ」と言われるのが地味に傷つく



自分はゴリゴリのインキャです。
先生への質問が苦手
わからないことがあっても、「今、手を挙げたら」と考えるだけで緊張MAX。
質問したいけど、目立つのが怖くてできない。
そんなもどかしい経験、ありますよね。
- 周囲の目が気になりすぎて聞けない
- 「こんなことで聞いたらバカにされるかも」と思ってしまう
- 後でこっそり調べるor我慢してスルー



授業終わりにこっそり聞きに行ったりしてました。
授業中あてられるのが苦手
先生から突然名前を呼ばれると、心臓がドキドキするのがHSPあるある。
答えがわかっていても、注目されるだけで頭が真っ白になってしまうこともあると思います。
- 毎回「今日あてられませんように」と祈っていた
- 自分の番が近づくと授業が全く頭に入らない
- 間違えたときは、その後ずっと落ち込む



とにかく目立ちたくない!笑
お昼ご飯はこっそり1人で
休み時間なのに、気疲れポイントが多いのがランチの時間。
周囲に合わせるのが苦手で、1人で静かに食べられる場所を探していた人も多いのでは?
- 「一緒に食べよ」と言われ手も、実はあまり嬉しくない
- トイレや図書室で1人になりたくなる
- 誰にも気づかれず、そっと1人で食べられるのが理想



恥ずかしい話、高校時代は部室で1人で食べてたこともあります。笑
寝たふりをする
教室がうるさい、疲れてしゃべりたくない、でも学校だから1人になれない。
だからこそ、「寝たふり」という最強の防御スキルを使っていた人もいますよね。
- 寝たフリで休み時間をやり過ごす
- 声をかけられないように必死
- 眠くなくてもとりあえず突っ伏す



寝たふりで何度救われたことか。
HSPの恋愛あるある


恋愛って、嬉しくて楽しい反面、相手の気持ちに敏感なHSPにとっては「刺激が強すぎる場面」でもあります。
相手が自分をどう思っているか気を使いすぎて、疲れてしまうことも。
ここでは、「HSPさんの恋愛あるある」をご紹介します。
「優しいね」と言われる
HSPは、相手の気持ちを自然に察してしまう力があります。
だからこそ、恋人や気になる人にも「気がきくね」「優しいね」と言われることが多いです。
- 相手が疲れていたら、荷物を持ってあげる
- デートの場所や予定も「相手が喜ぶ方」で考えてしまう
- 自分のことよりも相手を優先しがち



優しいねという言葉が、あんまり褒め言葉に感じない。
好きな人に自分の意見が言えない
嫌われたくない、空気を悪くしたくない。
そんな思いから、言いたいことがあっても飲み込んでしまうのがHSPあるある。
- 本当は違うお店に行きたかったけど我慢した
- 「それちょっと嫌だな…」が言えずにモヤモヤ
- 相手に合わせすぎて、意見がない人だと思われる



思ったことも、グッと堪えて口にしません。
相手に気を遣いすぎて疲れやすい
LINEの返し方、間の取り方、声のトーンなど。
常に相手がどう思うかを気にしてしまい、緊張が続いてしまいます。
- 「返信遅れて怒ってないかな」と不安になる
- 遊んでいる時も“楽しんでくれているか”を気にして疲れる
- デート後に一人で反省会スタート



デート終わりとかはクタクタです。
相手との距離がなかなか縮まらない
HSPは自分の心の扉を開くまでに時間がかかるタイプ。
好意はあるのに、なかなか自分から近づけずにチャンスを逃してしまうこともあります。
- もっと話したいのにそっけなく見られがち
- 相手に積極的に来られると、逆に引いてしまう
- ゆっくり進みたい気持ちを理解してもらいにくい



心を開くのが苦手で、距離が縮まらない。
奥手になりすぎる
頭の中では相手のことをずっと考えていても、実際の行動にはなかなか移せない。
気持ちが強いほど慎重になってしまうのも、HSPあるあるです。
- LINEを送る前に何度も文章を見直す
- 気になる人がいても、自分から声をかけられない
- アプローチされたのに「本気じゃないかも」と疑ってしまう



奥手で、気持ちを伝えるのが苦手です。
HSPの日常あるある


HSPは、普段の生活の中でも五感や気配に対する「過敏さ」を感じやすい傾向があります。
他の人にとっては何でもないことでも、HSPにとっては1日のエネルギーを大きく削られる要因になることも。
ここでは、そんなHSPの「日常あるある」を紹介していきます。
メニュー選びに時間がかかってしまう
「どれにしよう」と悩んでいるうちに、周りの人はとっくに決まっている。
深く考えがちなHSPは、メニューひとつでも決断に時間がかかります。
- 「失敗したくない」が強すぎて選べない
- 他の人の注文を気にして、合わせようとしてしまう
- 結局、無難なメニューにしてちょっと後悔



メニューが多いレストランは大変!
電車で席に座れない
空いている席があっても、「立っていた方が気楽かも」と思ってしまうのがHSP。
座ったあとに周りの視線や気配が気になりすぎて落ち着かないんですよね。
- ちょっと狭いか?と思った時点で諦める
- 「迷惑に思われたらどうしよう」と気にしてやめる
- 立っている方がまだマシ、と思ってしまう



席の前に立たれた時はずっとソワソワ。
自分のペースを人に乱されたくない
HSPは自分ペースを乱されるのが苦手で、突然の予定変更に強いストレスを感じやすいです。
- 「今その話はやめてほしい」と思っても言えない
- ペースを乱されると、その後もずっとモヤモヤする
- 周囲に合わせようと頑張って、自分が疲弊する



自分のペースが乱れると、イラッとしてしまいます。。。
話し声や雑音に敏感
周囲のざわつき、タイピング音、誰かの咳払い、などなど。
HSPの耳は他人が聞き流せる音にさえ反応してしまうんです。
- カフェやオフィスで集中できないことが多い
- 音が気になりすぎて、考えられなくなる
- ノイキャンが生活必需品



AirPodsがないと、もう生きていけません。
エレベーターの閉じるボタンを連打
「早く閉まって。誰も来ないで。」
エレベーターの中で他の人と乗り合わせるのが苦手すぎて、閉ボタンを連打してしまいます。
- 誰かが来るかもしれない足音にドキドキする
- 一人で乗れると、静かにホッとする
- 他の人が乗ってくると会話もないのに気疲れする



エレベーターで2人きりは地獄です。
HSPの考え方あるある


HSPは、「思考」もとても繊細です。
だからこそ、小さな出来事でも深く考え込んでしまったり、自分を責めてしまうクセを持っている人も多いはず。
ここでは、HSP特有の「考え方のあるある」をご紹介します。
基本マイナス思考
ポジティブに考えたい気持ちはあるのに、マイナスから入ってしまう。
これはHSPが持つ「慎重さ」が影響しています。
- うまくいっても「でも次は失敗するかも」と思ってしまう
- ちょっと注意されただけで「もうダメだ」と落ち込む
- 褒められても「本心じゃないのかも」と疑ってしまう



最悪の事態を考えて、行動が遅くなったりすることがあります。
自己肯定感が低い
「自分なんて。。。」とつい思ってしまうのも、HSPの人に多い特徴。
周囲と比べすぎたり、自分のダメな部分ばかりに目が行ってしまう傾向があります。
- 「あの人みたいにできない」とすぐに比べてしまう
- 成功しても「たまたまだよね」と自分を認められない
- 仕事で周りと比較して落ち込む



学生時代から自己肯定感が低くて、ずっとクヨクヨしてます。
一人反省会
会話のあと、LINEのあと、仕事のあと。
HSPは何度も自分の言動を振り返っては反省してしまいます。
- 「あれ言わなきゃよかったかな…」と延々と考える
- 相手の反応を思い出してはモヤモヤする
- 寝る前に反省点を思い出して寝れなくなる



仕事でミスをした日は、なかなか寝れないです。
完璧主義
「もっとちゃんとやらなきゃ」と思ってしまう。
HSPは細かいことに気づく力がある分、ちゃんとしすぎて疲れることがよくあります。
- 誰にも頼めず、全部自分で抱え込んでしまう
- 小さなミスで自己否定モードに突入
- 準備しすぎて逆に疲れてパフォーマンス低下



完璧主義は疲れやすいです。
拡大解釈しやすい
ちょっとした出来事が、頭の中でどんどん大きくなっていくのもHSPあるある。
「きっとこう思われた」「あの表情の意味は?」と、深読みしすぎて心が疲れてしまいます。
- 上司のちょっとした一言で落ち込む
- 友達の返信が短いだけで「嫌われた?」と考える
- SNSの何気ない言葉を自分のことだと感じてしまう



HSPは拡大解釈のプロです。あなたのことを、そこまで他人は興味ないです。
HSPの感情あるある


HSPは、ちょっとした言葉や表情で心が大きく動き、感情の波が激しくなりがちです。
でもそれは、豊かな心を持っている証拠でもあります。
ここでは、HSPさんが日常で感じやすい「感情のあるある」をご紹介します。
涙もろい
感動したり、優しさに触れたり、ちょっとした言葉に救われたり。
HSPは人一倍、感情が動きやすく、涙が出てしまうことが多いです。
- 映画やドラマで号泣してしまう
- 誰かの優しい言葉にふっと涙がこぼれる
- 感動系のCMでも涙腺崩壊する



妻と映画を見たら、だいたい自分だけ泣いてます。
他人の感情が自分のことのように感じる
目の前の誰かが落ち込んでいたら、自分まで悲しくなる。
それはHSPの共感力の高さゆえです。
- 他人の怒りや悲しみにもすぐ引っ張られる
- 友人が悩んでいると、自分のことのように悩む
- ネガティブなニュースですら心がしんどくなる



共感性が高すぎて、人が緊張しているのも見てて辛いです。
表情の変化に不安になる
相手のちょっとした表情の変化にもすぐ気づいて、「私、何かした?」と不安になるのもHSPあるあるです。
- 笑顔が少ないと「嫌われてるかも」と感じる
- 相手の目が合わないだけで気持ちが沈む
- つらそうな人を見ると気になる



表情を深読みしがちです。
ネガティブ感情に反応しやすい
不安・焦り・悲しみ。
HSPは負の感情に対する感度が高く、ふとしたきっかけで心が大きく揺れてしまいます。
- ちょっとした指摘で深く落ち込む
- SNSのアンチコメントを見るだけで辛い
- 自分の小さな失敗を何度も思い出してしまう



ネガティブな感情にどっと疲れます。
落ち込むと長い
気分が沈んでしまうと、なかなか浮上できないのもHSPのあるあるです。
「切り替えが大事」とわかっていても、心がついてこないです。
- つらいこと、悲しいことを引きずってしまう
- 翌日まで引きずる
- 「自分ってダメだな」とぐるぐる考える



ずっとそのことばかりを考えてしまいます。
HSPが苦手なことあるある


HSPは、感覚・感情・空気に敏感だからこそ、他の人が平気なことでも、苦手に感じてしまう場面がたくさんあります。
そんな「苦手あるある」を紹介します。
悪口が苦手
場のノリだとわかっていても、人の悪口や陰口を聞くだけで心がざわつくのがHSP。
言葉のトゲや、人を否定する空気に強いストレスを感じます。
- 「悪口で盛り上がる空気」になじめない
- 相手がその場にいないだけで罪悪感を感じる
- 聞いてるだけで自分が責められてるような気分になる



悪口も、悪口を言う人とも距離を取るようにしてます。
目立つことが苦手
注目されると、パニック状態になって何もできなくなるのがHSP。
褒められるのも、発表するのも、とにかく視線を集めることが苦手なんです。
- 発表の順番が近づくだけで動悸が止まらない
- 誕生日サプライズなど、リアクションに困る
- プレゼンが大の苦手



ちょっとした発表でもパニック状態です。笑
美容室が苦手
美容室は、「会話」「他のお客さん」など気になる要素が多すぎる空間。
HSPにとって、精神的ハードルが高い場所かもしれません。
- 何を話せばいいかわからず緊張する
- 頼んだ髪型と違っても言えない
- ずっとそわそわする



苦手すぎて、今は妻に髪を切ってもらってます。笑
大人数の飲み会が苦手
ワイワイと盛り上がる大人数の飲み会も、HSPにとっては苦痛です。
音・会話・雰囲気のすべてに反応して、帰るころにはぐったり。
- 会話のテンポが早すぎてついていけない
- 無理して笑顔を作ってしまう
- 一人でトイレに逃げたくなる瞬間がある



4人以上の飲み会には参加することをやめました。
HSPが飲み会を苦手な理由を記事にしましたので、参考にしてみてください!


結婚式が苦手
結婚式はおめでたい場なのに、「気を使う・緊張する・音が大きい」などHSPが苦手な要素がてんこ盛り。
喜びより疲労感が勝ってしまうことも。
- どこに座っても落ち着かない
- スピーチや演出に心がざわざわする
- 一日中気を抜けないモードが続いてぐったり



結婚式は誘われて嬉しいけど、丁重にお断りするようにしています。
HSPが好きなことあるある


HSPは、刺激に敏感だからこそ、静かさ・穏やかさをとても大切にしています。
ここでは、HSPが「好きなことあるある」をご紹介します。
1人の時間が好き
誰かといるのが嫌なわけじゃない。
でもHSPにとっては、誰にも気を使わずに、素の自分でいられる1人の時間で心が安定します。
- 誰とも話さずに過ごす日があるとホッとする
- 仕事中もランチなどあえて1人の時間を作る
- 誰にも邪魔されない静かな孤独が心地いい



改めて言います。1人時間最高です。
読書が好き
本の中の世界に入っていく感覚が心地よいのも、HSPの感受性の豊かさゆえ。
- 気づいたら何時間も読んでいる
- 読んだ内容に感情移入する
- 本屋さんにいる時が楽しい



私は、週1冊は読みます。
のんびり時間が好き
せかせかした日常の中で、あえて何もしない時間がHSPには必要不可欠。
無理せず、自分のペースで過ごせる時間で、心が回復します。
- 朝のコーヒータイムが至福の時間
- ゆっくり深呼吸するだけで気持ちが整う
- なにもしない「余白の時間」が大好き



朝のコーヒータイムは、最高の癒しです。
音楽やアートが好き
美しいものに、心がじんわりと反応するのもHSPの特徴。
感性に響くものに、癒されることもあります。
- 好きな音楽を聴くと、心が落ち着く
- 美術館や展示会が好き
- 自分でも文章などで感情を表現したくなることがある



妻と美術館でただ絵を見たりするのが好きです。
自然の中で過ごすのが好き
森の中、海辺、風の音、鳥の声。
HSPは五感が敏感だからこそ、自然の優しい刺激と相性がいいです。
- 木の揺れる音や風の感触に癒される
- 緑の多い公園や川沿いを散歩すると気持ちが落ち着く
- 自然の中にいると“考えごと”が静かになってくる



近くに川があって、毎日散歩してます。自然に癒されます。
HSPの休日あるある


HSPの休日は、日常の疲れを回復するメンテナンス日でもあります。
ここでは、HSPさんの「休日のあるある」を紹介します。
何も予定がない日が最高のご褒美
「今日は一日、誰とも会わない」「何も予定を入れない」
それだけで、HSPの心は軽くなります。
静かに、自分のペースで過ごせる日は、まさにご褒美。
- 予定がひとつもない日が一番うれしい
- 一人で過ごすことでようやく心が整う
- 誰にも連絡せずにのんびりするのが癒し



もう最近は、一切予定を入れるのをやめました。笑
ずっと寝てしまう
HSPは平日に感じた小さなストレスや刺激が蓄積されていて、休日はその反動で一気に寝てしまうこともあります。
- 気づいたら昼過ぎまで寝ていた
- 休みの日は、起きる気力が出ない
- 寝ても寝てもまだ眠い



営業職だった時とかは、昼過ぎまで絶対寝てた。
リラックスできることをする
HSPは「癒されスイッチ」をたくさん持っています。
特別なことじゃなくていい、静かに過ごせる時間こそが最強の回復法。
- お風呂、音楽で心を整える
- 誰にも会わずにカフェや散歩でひと息
- サウナが幸せ



自分はサウナ、散歩、読書がリラックスできて最高です。
予定があるだけで「緊張モード」になる
午後にちょっと出かける予定があるだけで、朝からずっと落ち着かない。
「何時に準備しよう」「電車間に合うかな」と頭の中が忙しくなってしまいます。
- 予定があると1日がまるまる潰れる感覚
- 「今日は休みなのに…」と疲れが取れない
- 終わった後はどっと脱力



「〇〇時」までに〜しないと。みたいに時間に追われている感じが嫌いです。
乗り気じゃない誘いに参加して後悔する
「行くって言っちゃったから」と参加したけれど、やっぱり後悔。
帰宅後にどっと疲れが出て、「無理しなきゃよかった」と自己嫌悪するのもHSPあるあるです。
- 空気を読んで断れなかったことを後悔
- ずっと気を使って笑顔でいた自分にぐったり
- 「来なきゃよかったな…」と帰り道でため息



私の統計では、乗り気じゃない誘いは95%の確率で楽しくないです。
HSPのSNSあるある


HSPにとってSNSは、実はかなりの気力を使うツールです。
ここでは、HSPが「SNSを使う中で感じやすいあるある」をご紹介します。
投稿したことを後悔する
「これでよかったかな」「変な人って思われないかな」
投稿ボタンを押したあと、急に不安になるのがHSPあるある。
- 投稿直後から「やっぱ消そうかな…」とそわそわ
- いいねの数を気にして落ち込む
- 自分の言葉に責任を感じすぎて疲れる



なんでこんな投稿したんだ?と後悔。
下書きまで作るけど結局投稿しないで消す
「こんなこと書いても意味ないかな」「誰も興味ないかも」
そんな思考がループして、せっかく書いた投稿をそっと削除します。
- 書いた内容を何度も読み返してしまう
- 言葉を選びすぎて、途中でめんどくさくなる
- 結局「まあいっか」と保存せずに終了



結局投稿する勇気もなく、削除します。
グループLINEの会話に入れない
複数人のグループLINEは、誰に向けて何を言えばいいかわからないです。
なので、静かに見守ります。
- タイミングを逃して何も言えなくなる
- 「これ今言って大丈夫?」と気にしすぎて送れない
- 未読スルー・既読スルー、どちらも気まずい



グループLINEは「見る専」を貫いてます。
ネガティブな内容に疲れる
炎上投稿を見ると、一気に心がザワザワしてしまうのがHSP。
本人に向けられたものじゃなくても、心がざわついてしまいます。
- ついニュースやコメント欄を読みすぎて消耗
- 他人同士の言い争いですらしんどくなる
- 情報が多すぎて、心が追いつかない



関係ない自分が疲れてしまいます。
コメント返信に時間がかかる
優しく返したい、相手を傷つけたくない。
そう思えば思うほど、コメント1つにもエネルギーを使いすぎてしまうのがHSPです。
- 返信前に何度も文章を練り直す
- 「これで大丈夫かな」と何度も読み返す
- 気力がないときは返信を後回しにしがち(でも気にしてる)



友達への返信にもいちいち疲れてしまいます。
HSPの自分を受け入れる方法5選


HSPの気質は、「直す」ものではないです。
ここでは、HSPの自分を優しく受け入れていくための方法を5つご紹介します。
繊細で疲れやすいのは「HSPの特性」だと知る



「なんで私はこんなに疲れやすいんだろう」
と自分を責めていませんか?
その疲れやすさは、HSPという生まれ持った特性による自然な反応なのです。
HSPは、普通の人なら気にならないような刺激でも、エネルギーを消耗するのです。
まずは、「疲れやすい自分=異常」ではなく、「これが自分なんだ」と認めてあげることが第一歩です。
他人と比べず、自分のペースを大切にする
HSPの人が自分を苦しめてしまう大きな要因のひとつが、「他人との比較」です。
外交的な人が評価されやすいこの社会の中で、HSPの人は他人と比較して勝手に凹みます。
他人と比較して、「自分はダメなんだ」「あの人はすごいな」と勝手にネガティブになる経験が何度かあると思います。
他人と比較するのではなく、まずは自分の成長に目を向けましょう。
無理に社交的になろうとしない
「もっと社交的にならないといけない」「話し上手じゃないと損する」と思っていませんか?
確かに社交的な人が目立つ場面はありますが、HSPの持つ「静かさ」「優しさ」も大きな価値です。
HSPは、初対面の人や大人数の場では緊張しやすく、会話中も「今の言い方で大丈夫だったかな」と気にしてしまうことが多いです。
無理に会話をしようとするのではなく、「聞き役」として寄り添うことで、あなた本来の良さが伝わります。
「HSPだからこその長所」に目を向ける
HSPの特性は、デメリットばかりに感じられるかもしれません。
けれど実は、その繊細さや共感力こそが、他の人にはない強みでもあるのです。
たとえば、他人のちょっとした変化に気づけたり、誰かが言えずに我慢していることを察したり。
そんな気遣いができるのは、まさにHSPならではの才能です。
HSPに適した環境に身を置く
どれだけ思考を整えても、外部からの刺激が強すぎる環境では、HSPの繊細さは追い詰められてしまいます。
だからこそ、自分の特性に合った環境を選ぶことは大切です。
たとえば、静かで自然のある場所、照明が落ち着いたカフェ、家でできるリモートワークなど。
「自分に合った環境」に気づけるだけで、ぐっと生きやすくなります。
自分らしく生きるために大切なこと【経験談】


著者の私も、かなりHSPの気質が強い人間です。



物心ついた時から、繊細で周りにビクビクしながら生きてきました。
新卒で営業職に就き、「外交的な人」が評価される職場にいました。
周囲の人が普通にこなしていることを、自分は全然できないということを目の当たりにし、
と日々辛い思いをしながら仕事をしていました。
本音ではずっと息が詰まりそうで、「自分には向いてない」と気づきながらも、周りに合わせていました。
自分の心に嘘をついて働き続けた結果、「うつ状態」と診断されて、休職・退職することとなりました。





(上司からのパワハラなども相まってですが。。。)
そんな状況でも、「これは甘えなんじゃないか」と自分を責めていました。
でも、営業職を辞めた後、「自分はどう働きたいのか?」と向き合ったことがありました。
そして、
「自分のスキルで人に貢献できる」
「目標に向けて、ひとりでコツコツ集中できる」
仕事が向いているのでは、という結論に辿り着きました。
そこからは、苦しかったけれど、ひとつひとつ自分の感情を掘り下げました。
- 自分の強みってなんだろう?
- どういうときに疲れやすい?
- 何をしているときが心地いい?
- 逆に、絶対にやりたくないことって何?
そして出会ったのが、Webマーケティングという仕事です。
スキルをつけて、転職をして、今はリモート中心で、ひとり黙々と集中しながら、自分のリズムで働いています。
もちろん、つらいことが全くないわけではないです。
ただ、「環境に変わっただけで、こんなに生きやすくなるのか」と実感できました。
今しんどさを感じているなら、あなたもきっと、自分のことを知るタイミングに来ているのかもしれません。
少しずつで大丈夫です。
まずは、「こうしたい」「こうはなりたくない」という自分の声を、大切にしていってください。
HSPに向いてる働き方・キャリアの作り方


HSPは、自分に合った働き方を選ぶことで人生が大きく変わります。
HSPは刺激に敏感で、周囲の人間関係などに影響を受けやすいため、「環境選び」が大切です。
HSPに向いている職場環境の特徴とは?
HSPにとって働きやすい職場には、いくつかの共通点があります。
たとえば、以下のような特徴を持つ環境は、HSPにとって負担が少なく、安心して力を発揮しやすい場所です。
- 静かで落ち着いた雰囲気がある
- 一人で集中できる作業が多い
- ノルマや競争よりも丁寧さ、正確さが評価される
- 感情的な人間関係ではなく、落ち着いた対話ができる
- 在宅勤務やフレックスなど、自由度が高い働き方ができる
こういった環境であれば、HSPの「丁寧に物事を進める力」や「気づきの細かさ」が活かされやすく、無理をせずに働き続けることができます。
向いている具体的な仕事の一例
もちろん個人差はありますが、HSPの人が比較的ストレスを感じにくく、活躍しやすいとされる仕事には以下のようなものがあります。
- 在宅でできる→「Webライター」「デザイナー」「動画編集」
- コツコツ分析、改善を行う→「Webマーケター」
- 静かな環境で働く→「図書館司書」「校正」
- 一対一の対話が活かせる→「カウンセラー」
ただ大事なのは、「自分に合っているかどうか」です。
まずは自分に合っているかを見極めるためにも、調べるところから始めましょう。
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無理せず、頑張りすぎず、あなたらしく働ける場所はきっとあります。
まとめ|HSPは強みです!


ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
HSPは、決して「弱い」わけではありません。
HSPはときに生きづらさになるけれど、ときに大きな価値になります。
なので、HSPという気質を「直す」必要はありません。
また、HSPにとって大切なのは「自分にとって心地よい環境を選ぶ」こと。
「HSPでも大丈夫なんだ」と思えたとき、人生は少しずつ軽くなっていきます。



HSPであることに誇りを持って、無理のないペースで、自分らしく生きていきましょう!