
「刺激的な経験」をしたいのに、人一倍疲れやすい。
「好奇心旺盛」なのに、すぐに飽きてしまう。
もし、こんな矛盾を抱えているなら、あなたはHSS型HSP(刺激追求型HSP)かもしれません 。
「繊細さ(HSP)」と「刺激を求める気質(HSS)」を併せ持つ、人口の約6%の圧倒的少数派で、「生きづらさ」を感じやすいHSS型HSP 。
しかし、その裏には「天才」とも言える素晴らしい能力が秘められています。
この記事では、HSS型HSPが「天才」と言われる理由、才能の活かし方、そして「生きづらさ」への対処法を解説します。
この記事を読めば、下記のことがわかります。
- 自分の才能に気づける
- 才能を活かす方法がわかる
- 「刺激に疲れやすい」「飽きっぽい」悩みのヒントが見つかる
- 自分を深く理解し、受け入れられる
HSS型HSPの個性を活かした輝き方を見つけ、希望を持って未来へ踏み出しましょう!
本記事の著者


HSS型HSPが「天才」と言われる10の理由【私の実体験】


HSS型HSPの才能は、HSS(刺激追求)の「行動力」とHSP(高感受性)の「繊細さ」が組み合わさることで生まれます 。
HSS型HSPの具体的な紹介はこちらの記事を参考にしてください。


ここでは、HSS型HSPが「天才」と言われる10の理由を私の実体験を踏まえて紹介していきます。
才能①:止まらない好奇心
HSS型HSPは、とにかく好奇心が旺盛です。
色々なことに興味を持ちながらも、一度ハマると深く掘り下げてしまう。
HSSとHSPの性格の掛け合わせが、自然と知識と経験を豊かにしていきます。



私も「気になる」と思ったらひたすら情報を集めたり、実際にやってみたりしてきました。
知りたい・やってみたいという気持ちは、HSS型HSPにとっての強力なエンジンになります。
才能②:鋭い直感力が光る
HSS型HSPは、直感が鋭い人が多いと思っています。
「なんかおかしいな」と思ったら、その直感がけっこう当たったりします。
これは、HSPの繊細な感受性で状況を細かくキャッチし、HSSの多彩な経験からパターンを読み取るからです。
例えば、第一印象で「この人とは仲良くなれそうだな」と直感が働くと、向こうから連絡が来たりします。



少しスピリチュアル感があるけど、こういうこと結構あります。(笑)
才能③:人の気持ちが「びっくりするほどよくわかる」
相手の気持ちを察する力も、HSS型HSPの大きな強みです。
HSPの共感力で感情を丁寧に受け取り、HSSの幅広い経験で「こういう時、こう感じる人が多いな」と想像する力も育っていきます。
私も、友達の言葉の裏にある本音に気づき、「なんでわかったの?」と驚かれたことが何度かあります。
ただし、感情に引っ張られすぎるとしんどくなるので、境界線を持つ意識も忘れずに。
才能④:ユニークな視点でアイデアが湧く
HSS型HSPは、ユニークなアイデアの宝庫です。
HSSの幅広い興味と、HSPの深い洞察がかけ合わさることで、異なる分野の知識を結びつけ、ユニークなアイデアが生まれます。
例えば、私は色々なコンセプトを考えるのが好きです。
このブログもHSPの方にはWebスキルが向いているのではという、自分の経験から感じたことをコンセプトにしているので、今までありそうであまりないと思います。
ただ、思いつくだけではなく、カタチにして伝える工夫もセットで必要ですね。
才能⑤:物事を「じっくり考える」
目に見えているものだけじゃなく、その裏にある理由や背景まで見ようとするのが、HSPの特性です。
Webマーケティングの現場でも、数字だけで判断せず、ユーザーの行動や声の裏にある本音を丁寧に掘り下げます。
私も、数値の変化にとらわれず「なぜ?」を突きつめて、改善点に気がつくことがたくさんあります。
表面的な分析では見えない「本質」を探る力は、HSS型HSPの大事な武器です。
才能⑥:危険を察知し、慎重に進める力
HSS型HSPは、危険の芽を早めにキャッチする力も持っています。
HSPの敏感さで「なんか変だな」と感じ、HSSの行動力がその違和感を放っておかない。
このバランスが、リスク回避やトラブル防止に役立ちます。
新しい企画を考えるときも、私は必ずリスクを洗い出し、対策をいくつか用意してから進めるようにしています。
慎重さと行動力の両立ができるのは、かなりの強みだと思います。
ただ、ときどき「前に進みたい気持ち」と「不安」がぶつかって、葛藤することもあります。



HSS型HSPの性格は「アクセルとブレーキを両方踏んでいる」とよく表現されますね。
才能⑦:人を見極める力がある
HSS型HSPは人を見極める力がかなりあると思っています。
HSPの共感力で人の感情がわかる一方、HSSの新しいことへの数多く取り組んできた経験が掛け合わさり、



「この人は良心的な人だ」「この人は自分の利益を考えている人だ」
と判断がつくようになります。
私も、今まで色々な人に出会い、痛い目にあってきたこともあり、「この人は今こんな感情で、こういうことを考えていて、これを話している」というのがわかるようになりました。
仕事やプライベートでも「人を見極める力」は大切なので、生きていく上での大きな武器だと思います。
才能⑧:学び続ける力で多才になる
HSS型HSPは、一つのことにとどまらず、どんどん新しい分野に挑戦していきます。
私が今まで学んだことは下記になります。
- SEO
- ライティング
- プログラミング
- Web広告運用
- SNS運用
- 英語(TOEIC675点ですが。笑)
- 会計(簿記2級)
いろんなスキルを学んできました。最初は興味(HSS)から始まり、深く理解するうちに強み(HSP)になっていった感じです。
一見「器用貧乏」に見えるかもしれませんが、それらを掛け合わせると、全体を見渡す「俯瞰力」になります。
スキルは点ではなく、線や面にして活かす視点が大切です。
才能⑨:好きなことへの集中力がすごい
HSPは一度集中すると、まるで時間を忘れたように没頭します。
そこにHSSの情熱が加わると、まさにゾーン状態。
私も、好きなコンテンツ制作に入ると周りが見えなくなるほど集中してしまい、気づいたら数時間なんてことがよくあります。



この集中力が、コンテンツの作成に役立っているので助かっています。
ただし、そのあとはドッと疲れがくるので、しっかり休むことも忘れずに。
才能⑩:変化を乗りこなす柔軟な発想力
変化をポジティブにとらえられるのも、HSS型HSPの特徴です。
HSSは新しいものが好きで、HSPは深く分析して対応策を考える力があります。
この2つが合わさることで、ピンチもチャンスに変えられます。
私も、Web業界の変化(アルゴリズムの変更など)を「面白そう」と受け止めて、すぐに対策を考えて対応してきました。
そんな力をHSS型HSPは持っています。
その才能、眠らせてない?HSS型HSPの才能を120%活かす方法


才能を活かすには、エネルギー管理や飽きっぽさといった、HSS型HSP特有の課題への対処が必要です 。
自分を理解して、才能を120%活かしていきましょう!
まずは自分の「才能」に気づこう – 簡単セルフチェック
才能に気づく第一歩は、自分の強みを認識し受け入れること。
HSPの人は、自分の弱点ばかり見がちですが、才能に目を向ければ自己肯定感が高まります。
「10の才能」を参考に、過去の経験を思い出してみましょう。
「あの経験、もしかして才能だったかも?」



自分で自分のことを理解することが大切です。
HSS型HSPの才能セルフチェック
以下の表で、各才能がどの程度当てはまるか(1~5段階評価など)、具体的な経験と共に書き出してみましょう。
- 止まらない「知りたい!」が知識と経験を深める
- 「ピンとくる!」鋭い直感が光る
- 人の気持ちが「手に取るようにわかる」深い共感力
- 「それ、面白いかも!」ユニークな視点でアイデアが湧く
- 物事を「じっくり考える」から本質が見える
- 「あれ?」と危険を察知し、慎重に進める力
- 「この人はこんな人だ!」人を見極める力がある
- 「もっと知りたい!」学び続ける力で多才になる
- 「ゾーンに入る!」好きなことへの集中力がすごい
- 「なんとかなる!」変化を乗りこなす柔軟な発想力
エネルギー管理術:刺激を楽しみつつ消耗しないコツ
HSS型HSPにとって、エネルギー管理は永遠のテーマと言っても過言ではありません。
刺激を求めるHSSと、刺激に疲れやすいHSP。
この相反する性質の間で、いかにバランスを取るかが鍵となります。
燃え尽きる前に、予防的に自分をケアする視点が何より大切です。
具体的には、こんな工夫が考えられます。
「疲れたから休む」のではなく、「疲れる前に休む」を習慣に。
スケジュールにあらかじめ「何もしない時間」「回復のための時間」を組み込んでしまいましょう。
どんな刺激なら心地よく楽しめるか、どれくらいなら大丈夫か、自分の「刺激の適量」を知りましょう。
高刺激な活動(イベント参加、新しい挑戦など)の後は、意識的に休息期間を設けるなど、メリハリをつけるのがコツ。
あなたにとって本当に回復に繋がる休息は何でしょう?
自然の中で過ごす、静かな空間で一人になる、好きな音楽を聴く、温かいお風呂に浸かる、睡眠をとる。
自分だけの回復法を見つけましょう。
のっぽのエネルギー管理術
以前は私も、好きなことに没頭しては燃え尽きるを繰り返していました。
今は、「集中して作業する時間」の後には、強制的に「クールダウン」を設けています。
仕事中はノイズキャンセリングイヤホンで外部刺激をシャットアウト、クールダウン中はジムに行ったり、散歩したりといった感じです。



自分なりのルールを作ることで、だいぶ楽になりました。
意識的にエネルギーを管理することで、HSSの「やりたい!」気持ちとHSPの「穏やかに過ごしたい」気持ちのバランスを取り、持続的に活動できるようになりますよ。
飽きっぽさを強みに変える
「好奇心旺盛ですぐに飛びつくけど、長続きしない」これもHSS型HSPによくある悩み。
でも、「飽きっぽい」のは決して欠点ではありません。
大切なのは、この性質を否定せず、上手く付き合い、むしろ強みに変えていくことです。
こんな工夫で、「飽きっぽさ」を乗りこなしましょう。
長期的な目標も、短い期間で達成できる小さな目標に分割します。
最初の熱意と集中力(才能9)を活かして、一気に完了させる経験を積み重ねましょう。
単調な作業が続くときは、意識的に変化を加えましょう。
作業場所を変える、いつもと違うツールを使ってみる、関連する新しいスキルを少し学んでみるなど、HSSの新奇性を求める欲求を満たす工夫を。
完璧を目指すあまり、途中で息切れしてしまうことも。
「まずは7~8割できればOK!」と割り切り、次の新しい刺激に進む勇気も、時には必要です。
のっぽの飽きないための工夫
かつては、次々と興味が移り変わる自分を「なんて中途半端なんだろう」と責めていました。
でも今は、「それも私の個性であり、強みだ」と捉えています。
仕事では、長期の目標を短期間で区切るようにしました。
例)
1年後ブログで〇〇円稼ぐ
→ そのためには1ヶ月で〇〇をやる必要がある
→そのためには今週〇〇を達成する
また、自分は飽きやすい人間だということを前提に考えているので、もし飽きが来ても、「はいはい、また来た」と少し俯瞰的に見ることができるようになってきました。
環境が才能を開花させる:自分に合う場所の見つけ方
HSS型HSPにとって、身を置く環境は非常に重要です。
良くも悪くも環境からの影響を受けやすいため、「自分に合う環境」を意識的に選ぶことが、心地よく生きていくための鍵となります。
自分に合う環境を見つけるためのチェックポイント
- 新しいことに挑戦できる:短期間でプロジェクトややるべきタスクが変化する職場
- 刺激が少ない環境例:静かなオフィス、自宅など
- 一人で完結できる仕事:自分のペースで集中できる業務
- 人間関係のストレスが小さい:無理に雑談したり、社交性を求められない環境
環境選びのヒント
まずは過去の経験を振り返り、「どんな環境で心地よかったか」「どんな環境が辛かったか」を分析してみましょう。
転職などを考える際は、企業のウェブサイトや口コミだけでなく、可能であれば面接などで具体的な働き方や職場の雰囲気について質問してみるのがおすすめです。
在宅ワークといった、環境を自分でコントロールしやすい働き方も有効な選択肢です。
固定された環境よりも、必要に応じて調整できる「柔軟性」のある環境が、HSS型HSPにはフィットしやすいと思います。
【適職探し】HSS型HSPの特性を活かせる仕事とは?
「自分にはどんな仕事が向いているんだろう…」 HSS型HSPにとって、適職探しは悩ましいテーマかもしれません。
大切なのは、「自分の特性を活かせる仕事」に目を向けることです。
- 多様性と学びがある: 新しい知識やスキルを常に学べる、変化に富んだ仕事。
- 深い思考と分析が求められる: 物事をじっくり考え、本質を探求することが評価される仕事。
- 創造性やアイデアが活きる: 新しい発想やユニークな視点が求められる仕事。
- 共感力や理解力が役立つ: 人の気持ちに寄り添ったり、ニーズを汲み取ったりすることが求められる仕事。
- 自律性と柔軟性がある: 自分のペースで仕事を進められたり、働き方を調整できたりする仕事。
また、HSPに向いている仕事をまとめましたので、こちらの記事を参考にしてみてください。





あなたの特性を活かせる仕事はたくさんありますので、ご心配なく。
Webスキルとの相性も解説【筆者の働き方】
私の経験からですが、Webマーケティング関連の仕事(SEO、コンテンツ制作、Webデザイン、データ分析など)は、HSS型HSPの特性と相性が良いと考えています。
理由としては下記になります。
- 常に変化し、学び続けられる(HSS向き)
- データ分析など、深い思考力が活きる(HSP向き)
- ユーザー理解など共感力が武器になる(HSP向き)
- コンテンツ制作などで創造性が求められる(HSS+HSP向き)
- 業務内容が多岐にわたる(飽きにくい)
- フリーランスやリモートなど柔軟な働き方がしやすい(飽きにくい)
私自身、WebマーケターとしてWeb広告運用とSNS運用をしています。
市場調査や新しい技術のリサーチにはHSSの好奇心が、データ分析や、クリエイティブな企画にはHSPの分析力・共感力・創造性がフルに活かされているように感じます。
また、業界の変化の速さが自分の刺激欲求を満たし、プロジェクト単位の仕事や在宅ワークがHSPのエネルギー管理に役立っています。
この分野では、HSS型HSPの特性が弱みではなく、むしろ「強み」になると感じています。
もちろん、Web分野以外にも適職はたくさんあると思います。
大切なのは、仕事の内容だけでなく、「働き方」や「環境」が自分の気質に合っているかどうかを見極めることです。
「でも、やっぱり生きづらい…」HSS型HSPの悩みに寄り添う処方箋


才能を活かそうと頑張っていても、自信のなさ、周りからの理解、飽きっぽくて自己嫌悪。
HSS型HSP特有のマイナス面に目が入ってしまい、「生きづらさ」を感じてしまうことは、誰にでもあるものです。



その気持ち、めちゃくちゃ分かります。
ここでは、そんなあなたの心にそっと寄り添うための「心の処方箋」をご紹介します。
自信がない、失敗が怖いあなたへ
他の人と比べてしまったり、過去の失敗体験から、どうしても自己肯定感が低くなりがちなHSS型HSP。
でも大丈夫。
自信は、日々の小さな「できた!」という成功体験を丁寧に積み重ねることで、少しずつ育んでいくことができます。
結果がどうであれ、「やろうと思って行動に移せた」こと自体を、まずは自分で認めてあげましょう。
失敗=ダメなこと、ではなく、「こうするとうまくいかない、というデータが取れた」「次はこうしてみよう」という学びの機会と捉えましょう。
手帳やアプリに、どんなに小さなことでも達成できたことや努力したことを書き留めてみましょう。自分の進歩が目に見えると、自信に繋がります。
つい自分を責めてしまう言葉(「どうせ私なんて…」)に気づいたら、意識してポジティブな言葉に置き換える練習を。
小さな成功体験を一つひとつ積み重ねていくことで、失敗への恐れも和らいで、自分に自信がついてきます。
周囲に理解されなくても大丈夫



「どうしてそんなに考えすぎちゃうの?」「もっと気楽にいこうよ!」
HSS型HSPの複雑な内面は、周りから理解されにくいことも少なくありません。
でも、すべての人に理解してもらう必要はないんです。
大切なのは、無理に分かってもらおうと頑張るのではなく、心から信頼できる、理解し合える人との繋がりを大切にすることです。
自分を守ることを意識し、数は少なくても、安心できる人間関係を育んでいくことに焦点を当てましょう。
まとめ:HSS型HSPは才能を活かして輝こう!


いかがでしたでしょうか?
今回はHSS型HSPは天才か?について理由と才能を活かす方法を紹介していきました。
HSS型HSPは多彩な才能がありますが、生きづらさを抱えてしまい、自分の才能に気づけないままの人がたくさんいます。
まずは、今回紹介した「才能を活かす方法」を生活に少しずつでも取り入れてみてはいかがでしょうか?
HSS型HSPの方は、自分の強みを活かすことで輝きます。
あなたの個性を活かしつつ、新しいことに挑戦して、自分らしい人生を過ごせるよう祈っています。



私もHSS型HSPなので、一緒に頑張っていきましょう。